卒業生の声


1968年の開校以来、多くの生徒が栗林バレエスタジオを巣立っていきました。
栗林バレエスタジオでは、世界中どこへ行っても通用する「バレエの基礎」を大切にしています。
そして「バレエの道に進みたい」と希望する生徒のため、バックアップ体制を整えています。
日々真摯に努力し夢を叶えた卒業生から、スタジオへメッセージをいただきました。
Coming Soon
現在、世界で活躍している卒業生の声を集めています。
公開までもうしばらくお待ちください。


元劇団四季
坂本 すみれ
Sumire Sakamoto
経 歴

3歳から栗林キミ子バレエスタジオにてバレエを始める
2003年 ロシア国立ノボシビルスクバレエ学校入学
2009年 国家試験合格し同学校卒業
2009年 劇団四季入団
コーラスライン(ジュディ)、クレイジーフォーユー(ミッツィー、ルイーズ)、ウェストサイドストーリー(グラジェラ、ヴェルマ、クラリス)、エビータ、美女と野獣、鹿鳴館、ガンバの大冒険、ソング&ダンスシリーズ、アラジン等に出演
ダンスキャプテンや稽古管理を勤める
2023年 退団

〈 思い出に残るエピソード 〉

栗林バレエスタジオでの思い出は沢山ありますが、そのなかでも特に強く残っているのは、私の人生が大きく変化した修先生の一言です。
私には1つ年上の姉がいて3歳の頃から共に栗林バレエスタジオに通っていました。
姉はなんでも自分でやりたいことを見つけ突き進み、私は真逆の受け身で人に言われるがまま流れに身を任せて生きているような子でした。

姉が中学2年生の時にバレエ学校のオーディションで母とカナダに行った時もすごいなぁとただただ思うばかりでしたし、中学3年生になった姉がロシアの国立バレエ学校のオーディションを受けると言い出した時も、自分の意見がしっかりあってさすがだなぁ今度は受かるといいよなぁと応援する気持ちばかりでいました。
姉がオーディションの数ヶ月前から申し込みを終え本番当日に向けて日々訓練をしていたある日、オーディションの締め切りギリギリに修先生に言われたんです。
「すみれは受けなくていいの?」と。
私の頭の中はハテナでいっぱいでした。

え?私が受けてもいいのですか?みたいなことを言ったと思うんです。
実際自分なんかが受けられる世界ではないと思っていましたし、毎日のようにDVDで見ていたあのロシアのバレエ学校に自分が行けるなんて夢にも思わなかったし、受けるという三文字すら頭によぎったこともないので全く現実味が沸かなくて。
でも修先生は、オーディションを受けるということはとても勉強になることだから受かる受からないとかじゃなく経験として受けてきたらいいとおっしゃって下さって。
この時私は生まれて初めて両親に自分がどうしたいかを話しました。
オーディションを受けたいと話せたおかげで遠い雲の上の存在だと思っていたロシアへバレエ留学することができましたし、その後劇団四季に入団するきっかけとなりました。

劇団四季のオーディション当日も早朝5時くらいからスタジオの暖房を入れておいてくださり、早朝からバーレッスンとヴァリエーションのアップに付き合って下さいました。
修先生のおかげで今の私がいます、心から感謝しています。


NBAバレエ団
井上 優紀
Yuuki Inoue
経 歴

7歳より栗林バレエスタジオにてバレエを始める。
国内数々のバレエコンクールにて入賞。
2014年4月 NBAバレエ団にスタジオカンパニーメンバーとして入団。アトリエ公演では全舞台で主役またはソリストを踊る。
2020年9月 アプレンティスに昇格。
2021年4月 アーティストに昇格。
バレエ団公演に出演するほか、様々なバレエ舞台やミュージカルに出演。
フジテレビ系ドラマにバレエダンサーとして出演。
主演女優のバレエ稽古指導、踊りの吹替等を務める。
幼児〜大人まで幅広く指導し、講師としても活動中。

〈 思い出に残るエピソード 〉
私は小学1年生の時に、バレエを習っていた友達からの誘いで初めて栗林バレエで体験レッスンをさせていただき、バレエに出会いました。本当に楽しくて楽しくて、体験レッスン後に”バレエを習いたい!”と即答したのを今でも覚えています。

小さな頃は踊ることが大好きでただひたすらに楽しく、毎回のレッスンを楽しみにいつも通っていました!小学校高学年の頃からはコンクールに出場するようになり、競争心も芽生え、その頃からプロになりたいと意識するようになりました。
周りの同世代の友達はスタジオ外でも遊ぶほど仲の良い友達でもあり、良きライバルでもありました。個性豊かで負けず嫌いなみんなが揃っていたので、自然と向上心も高くなり毎日夜遅くまで練習したりと切磋琢磨していました。
そんな中私の幼少期からプロになるまでずっとご指導し続けてくださったのが私の恩師である修先生と由美子先生です。先生方からはバレエの基礎や技術はもちろんのこと、それだけではなくバレエに対しての心構えそして礼儀や人としての在り方などをいつも優しくそして時には厳しく、様々なことを学ばさせてくれました。


私は高校を卒業してからプロなるまで2年間の苦戦したフリーター時代があったり、プロになってからも身長やコンプレックスに悩まされる日々も沢山ありましたが、どんなことがあっても決して諦めず、長年粘り強く続け、今こうして夢を叶えることができたのは先生方のお陰です。心から感謝しております。
私にとってスタジオは子供の頃一番多くの時間を過ごした、第二のマイホームのような大切な場所です。
今ではプロとしての姿を先生に観ていただける機会も増え、とても嬉しいです。
これからもバレエを踊り続ける限り、上を目指して精進し、たくさんの踊っている姿をお見せして恩返しをしていけたらなと思っております。
卒業生の進路
新国立劇場バレエ団
新国立劇場バレエ研修所
チャイコフスキー記念東京バレエ団
井上バレエ団
NBAバレエ団
牧阿佐美バレヱ団
香港バレエ団
イタリア・ピサ市立ロンソンブルダンスグループ
ロシア・ノボシビリスクバレエ学校
ベルギー・アントワープ王立バレエ学校
フランス・リヨン国立音楽院
コンセルバトワール リヨン
ポーランド・シュチェチンオペラバレエ団
宝塚歌劇団
劇団四季
劇団東京乾電池
日本大学芸術学部
埼玉県立芸術総合高等学校